死臭が消えない理由とその科学的根拠|特殊清掃のプロが解説
目次

はじめに
孤独死や事故などで遺体が発見された現場では、必ずといっていいほど強烈な「死臭」が発生します。
この臭いは一度発生すると簡単には消えず、賃貸物件や住宅の資産価値を大きく下げてしまう原因になります。
市販の消臭スプレーや芳香剤を使用しても効果は一時的で、時間が経つと再び臭いが戻ってくることも珍しくありません。
本記事では、なぜ死臭が消えないのか、その科学的理由と特殊清掃の重要性について、専門業者の視点から詳しく解説します。
死臭の正体とは?
死臭は、遺体の分解過程で発生する揮発性有機化合物(VOC)が主な原因です。
具体的には以下のような物質が挙げられます。
- カダベリン・プトレシン:タンパク質が分解される際に生じるアミン類。強烈な悪臭を放ちます。
- インドール・スカトール:腸内細菌の作用で発生する物質。腐敗臭の代表的成分です。
- 硫化水素・メチルメルカプタン:卵の腐敗臭に似た刺激臭を持ちます。
これらの成分は非常に揮発性が高く、空気中に広がりやすい特徴を持っています。
そのため、室内全体に臭いが充満し、壁紙や床材に浸透してしまうのです。
死臭が簡単に消えない理由
1. 素材への浸透
死臭の原因物質は分子が非常に小さいため、床材や壁紙、畳、コンクリートの隙間にまで浸透します。
一度染み込むと、表面を拭いただけでは完全に除去できません。
2. 体液による汚染
遺体から漏れ出した体液は、床下や壁の裏側にまで浸透することがあります。
そこから細菌が繁殖し、さらに強烈な臭気を発生させます。
3. 時間の経過
発見までに時間がかかると、腐敗が進み臭気成分が増加します。
特に夏場は分解スピードが速く、短時間で室内が深刻な状況に陥ります。
4. 通常の消臭では限界がある
市販の消臭スプレーや芳香剤は、空気中に漂う臭気を一時的に覆い隠すだけで、原因そのものを分解・除去することはできません。
そのため、時間が経つと再び臭いが戻ります。
特殊清掃による根本的な解決
死臭を完全に取り除くには、専門業者による特殊清掃が不可欠です。
当社では以下の流れで対応しています。
- 現地調査:体液の浸透範囲や臭気の強さを徹底的に確認。
- 汚染箇所の解体・撤去:床材や壁紙を必要に応じて剥がし、汚染部分を物理的に除去。
- 専用薬剤での消毒:細菌やウイルスを徹底的に除菌し、衛生的に安全な状態を確保。
- オゾン脱臭:オゾン発生機を用い、臭気成分を分子レベルで分解。空間全体を無臭化。
この工程を経ることで、短期間で入居可能な清潔な空間へ復旧することが可能です。
実際の事例(東京都でのケース)
東京都内の賃貸マンションにて孤独死が発生。発見まで約1週間が経過しており、床材に体液が浸透、室内には強烈な死臭が残っていました。
当社では床材の解体と交換、薬剤消毒、オゾン脱臭を実施。わずか2日間で入居可能な状態に復旧しました。
オーナー様からは「臭いが完全に消え、安心して次の入居者を迎えられる」と高く評価いただきました。
まとめ
死臭は単なる「臭い」ではなく、遺体の分解過程で発生する化学物質と細菌による複雑な汚染現象です。
市販の消臭剤では解決できず、専門知識と技術を持つ特殊清掃業者による対応が必要不可欠です。
当社では東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県を中心に、死臭や体液汚染の除去、原状回復まで一括対応しております。
孤独死や事故現場でお困りの際は、24時間365日いつでもご相談ください。



